2016年10月10日月曜日

防犯カメラ

息子が行方不明になった当初、施設の防犯カメラは機能しませんでした。撮影はできていましたが、モニターのみの故障をシステムの故障と誤認し、一刻を争うときに役に立たなかったのです。
 モニターは職員の話として以前から故障していたようですが、いつから故障していたのかも把握していないという、ずさんな管理をしていました。
 施設を出たかどうかもわからず、2時間以上も通報が遅れ、着ていた服装も誤って通報されました。最初に捜索に提供された写真も、私達の目からは息子には似ていませんでした。
 息子が自宅にいたときは、敷地から外に出たことはありませんでしたが、落ち着いている時でも5分と目を離すことはなかったことが理由だったのかもしれません。
 重度の障がいの子供は、自立の能力に個人差があり、歩行訓練ができるお子さんもいれば、息子のように単独で外出することは難しい子供もいます。ただ、いつも出たことがないからとか、逆に外出は慣れているからといった油断は禁物です。
 通行量の多い道路や、マンション、公共施設には防犯カメラがあるります。歩く際には心に留めておき、歩行訓練や同行する経路を決めるようにするとよいと思います。
 思春期のお子さんの突発的な行動には十分注意してください。 


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