きっとどこかで生きている、いや亡くなっている。
両方の間で気持が揺れ動きます。
希望と奈落の底の間を行ったり来たりし、衝動的に悲しみがこみ上げてきます。
その状態が二か月、三か月…。
希望は捨てまいと思っても、日を重ねるたびに無力感と絶望感にさいなまれました。
4か月後の年明けに、やっと息子が帰ってきました。
ほとんど誰も訪れず、ほとんど陽も差さない沢で倒れていたとのこと…。
あおむけでした。
日数の経過で、旅立ったときにどんな顔をしていたのかもわかりませんでした。
一日中薄暗い沢で、寒さと空腹を抱えて、誰も助けにきてくれず、どんなに寂しかったことか、どんなにつらかったことか…。
息子を助けてあげられず、とても情けない気持ちになりました。
施設に入れて、1年もたたずに発生したこの事態。
息子を死に追いやったのは、施設に預けた自分たちだ…。
今でもそう思っています。
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