2016年10月9日日曜日

プロローグ

2015年9月、重度知的障害の息子が、入所施設から行方不明になり、高尾山で遭難、2カ月後にふもとの沢で遺体で発見されました。
捜索の過程で残念なことも判明しました。生きている息子と接触があったのは、バスの運転手さんでした。車内で大声を出す息子を何度か叱りました。終点で、介助者なしに無賃下車しようとする息子を制止はしたものの、警察への通報はしませんでした。
その様子に気づいている乗客の方もいました。
全く情報や通報もないため、捜索は難航、発生から4日間、足取りは全くたどれませんでした。
電話一本で救えた命でした。
夏休み、ひとりで電車やバスに乗るお子さんもいることでしょう。
高齢者の方で、急に体調を崩される方もいると思います。
1人でも他人に関心を持つ方が増えて、優しい世の中になることを切に願います。

0 件のコメント:

コメントを投稿