車の往来の合間を、家族の先陣を切って息子が渡ったことがありました。
小学校高学年くらいの頃でした。
次から次へと車が往来し、ついていくことができません。
息子がついていけない家族に気づき、逆に戻ってこようとしました。
大声でたしなめましたが、躊躇せず渡ってきました。
足がすくんで声を上げることしかできなかったことに気づきました。
道幅や、人の往来から、車もさほどスピードは出せないので、左右を見ながら躊躇せずに身を挺して渡るべきでした。
それからは、息子が渡る前に素早く手を打つようにしました。
横切る車道が近づくと、すぐ脇につきます。父親が一歩でも息子より前に出ると、急に走り出すリスクもあり、間合いところあいを慎重に見定める必要があります。
手をつなぐのを嫌がるため、半歩後ろから「待とうね」と柔らかく声掛けし、いざというときは、タックルする心の準備をします。
母親の話では、同様のことが数回あったとのこと。
赤信号ではほとんど立ち止まりますが、油断しているときに発生したようです。
散歩のコースは慎重に選ぶようにしました。
車道を横断するとき、信号を渡るとき、プラットホームで電車が入線してくるとき、今でも緊張が走ります。
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