2016年10月10日月曜日

コミュニケーション

息子が発する言葉は周囲も十分理解できました。
「トイレ」「ごはん」「寝る」「お風呂」などの生活用語
「バス」「車」「電車」「ケーブルカー」などの乗り物、特に鉄道は興味から各社の識別にもこだわりました。(例 「西武」「東急」「JR」「京王」等)
「帽子」「パンツ」「シャツ」「ズボン」等の着衣
「コーラ」「パン」「リンゴ」「コーヒー」「アイス」等の自分の好きな食べ物は鉄道同様たくさん言葉にできました。
動物は「ワンワン」「ニャンニャン」「クマ」程度までで、植物はあまり言葉として発しません。クマは実物をみたことはなく絵本の中の知識でした。
「青」「赤」「黄」の基本の色は言葉として発していました。
言葉として発しませんが、支援学校で使用する「絵カード」は意味を理解していました。
学校では、一日の行動予定がホワイトボードに絵カード等で記されます。自分で見て、自分の先の行動を理解し、自分の中で予定ができていました。
又、こちらが言うことは、上記の言葉以外にも、簡単な指示は「名詞」「動詞」「接続詞」を用いても理解でき、日常生活では困りませんでした。
 自閉症と周囲との交流の接点で、お互いが歩み寄ることは、自分と異なる相手を理解する基本で、いつも勉強させられました。
 ただ、不安に思っていたことがありました。
それは会話ではなく、困ったときに困った表情や、泣いたり、不安な顔をしないことでした。
転んで、膝をすりむいても、泣いたりせず、表情を変えずに立ち上がりました。
 自分の不満や欲求以外の心のうちを表現することは苦手でした。
 行方不明となり、親の不安が的中しました。


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