2016年10月10日月曜日

息子さんの担当者はおりません

入所の事前面談の時にいくつかの疑問と漠然とした不安があり、入所した当日に不安がより増しました。
これから、同様の境遇で施設入所を検討されている方は、こうした疑問や不安を解決してから決めることをお勧めします。
以前にも記載しましたが、面談を担当した副園長の態度は横柄でした。
東京都の児童相談所の担当者も同席の面談でした。
まず、児相の担当者が設定し、指定した日時に両親と息子が訪問したさいの最初の言葉が、「今日くるとは聞いていない。」という言葉でした。
児相と施設との間の連絡がうまくいっていなかったのか、施設職員の中でのコミュニケーション不足であったのかは判りませんが、指定された日時に従って訪れた入所予定者にいう言葉ではなく、社会通念とはかけ離れた言動でした。
少し遅れて来た児相の職員にも、私達の目の前で同じ会話が繰り返され、施設の行政側の職員に対する態度としても横柄でした。
余計な発言もありました、「当施設では入所の面談では園長が対応することになっていますが、園長の都合が悪いため、私が代行します。」
突然訪れたわけではなく、施設の都合のよい日時として案内された入所予定者であるということが全く認識されていません。

入所が決まり、息子を入所させた当日。
大事な息子を預けるにあたり、息子の担当となる職員の方に挨拶しようと思い、案内した職員に尋ねたところ、「息子さんの担当者はおりません」と当然のように堂々とした回答がありました。
転校の手続きもとり、入所に必要なものも準備を済ませてしまったのに…。
母親は頭が真っ白になりました。
社会通念も通用せず、入所者の個人個人に対する責任も明確にされていないことがわかりました。
今になって思うと、その時点でやめる勇気がなかったことをとても後悔しています。
入所者の命を軽視した施設であると私達は考えています。
息子の事故は偶発的なことではなかったと確信しています。
施設に対してはいまだに行政処分がなく、何事もなかったかのように施設は事業を行っています。
ペナルティーが課されなければ自浄作用がはたらかず、息子の死は無駄になり、他の入所者のためにもならず、業界の歯止めにもならないと思います。
私達は再度、東京都に対し、ペナルティーを課すよう要請しています。


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